マイケルPのブログ

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I.Q FINAL RTAガイド

どうも、マイケルです。I.Q FINALのRTAの走り方を簡単に書きます。

I.Q FINALとは

「I.Q FINAL」は、「I.Q」というパズルゲームシリーズの第2作目にあたるゲームです。

ゲームの内容は、プレーヤーの前方から迫ってくるキューブを消していくというものになります。

ルールについては、以下の動画を見てください。

I.Q FINAL 基本ルール1

I.Q FINAL 基本ルール2

I.Q FINAL RTA概要

I.Q FINALのRTAでは、「I.Q FINALモード」という、全部で9ステージあるモードのクリアタイムを競います。

カテゴリは「Ultra Hard」のみであり、難易度はUltra Hard(最高難易度)にしなければなりません。

このRTAの特徴としては、通常プレイとは違う戦略を使うことが挙げられます。例えば、フォービドゥンキューブ以外のキューブをわざと残したり、問題(※)を解かずに流したりすることにより、 タイムの短縮を図っていきながら、クリアを目指します。

※同時に転がってくる複数のキューブの集まりを「問題」と呼んでいます。

 

実際にRTAがどのような感じになっているかは、以下の動画を見てください。(2021/1/10現在、私が持っている世界記録の動画です。)

I.Q FINAL Ultra Hard RTA/Speedrun 16:30(WR)

I.Q FINAL 各ステージの構成

各ステージWAVE1~WAVE3まであり、各WAVEの問題数は2問または3問となっています。全部で72問出題されます。詳しくは以下の記事を参照してください。

I.Q FINAL 各ステージの足場&問題の列数まとめ

I.Q FINAL RTAの基本的な方針

①ゲームオーバーにならない程度にキューブを消す

このゲームの本来の目的はフォービドゥンキューブ以外のキューブを全て消すことですが、RTA的にはクリアを目指すだけでいいので、キューブを程々に消していきます。場合によっては、フォービドゥンキューブも消した方がいいこともあります。

②基本的にPERFECT(またはGREAT、EXCELLENT)は取らない

問題ごとに、フォービドゥンキューブ以外のキューブを全て消すと、PERFECT(またはGREAT、EXCELLENT)を取ることができます。(以降PERFECT、GREAT、EXCELLENTをまとめて「PERFECT」と表記する。)しかし、PERFECTを取ると、ステージの列数が1列増えるモーションが入り、タイムロスになります。よって、基本的には、フォービドゥンキューブ以外のキューブを残したり、フォービドゥンキューブを消したりして、PERFECTを回避するようにします。

ただし、ステージの列数を補充する必要がある場合は、PERFECTを取ります。

ステージの崩壊条件

このRTAを行う上でかなり重要な仕様である、ステージの崩壊条件について説明します。ステージが崩壊する条件は以下の2つになります。

①フォービドゥンを消す

フォービドゥンキューブを1つ消すと、ステージが1列崩壊します。

②フォービドゥンキューブ以外のキューブを一定数流す

フォービドゥンキューブ以外のキューブを、ステージの横幅マス数と同じ数だけ流すと、ステージが1列崩壊します。ただし、キューブに踏みつぶされてしまうと、フォービドゥンキューブもカウント対象になります。

流したキューブの数はブロックメーターに表示され、流したキューブの数がステージの横幅マス数に達すると、メーターがリセットされます。

なお、WAVEが切り替わる時に、前のWAVEで流したキューブの数のカウントはリセットされます。

 

上記の仕様を知っておくことで、何をすればステージが何列くらい崩壊するかを把握できるので、ぜひ覚えてください。

チャート

※個人的な推奨チャートです。

WAVE1~2:以下の2種類の走り方があります。ステージごとに使い分けます。

①WAVE2の1問目については解かずに流す

②全ての問題を解いていく

基本的に、6th STAGE、8th STAGE、FINALは各WAVEで2問ずつの出題になるので、①の方が早くなると思います。その他のステージは、基本的に②を使った方がいいと思います。(2nd STAGEは①も有効です。)

それぞれの走り方の特徴は、以下のようになります。

① 1問スキップできるのはタイム短縮の面で大きいですが、その分ステージをあまり崩壊させられないので、なるべく多くキューブを消す必要があったり、フォービドゥンキューブをあまり消せないといった制約があり、かえってタイムロスになることがあります。

② ステージをある程度多めに崩壊させてもいいので、多めにキューブを残したり、フォービドゥンキューブをある程度消してもよくなり、タイム短縮のために出来ることが多くなります。

WAVE3:1問目を解かずに流します。

WAVE3は最終WAVEなので、ステージの列数を残しすぎる必要はありません。よって、1問目は解かずに流した方がいいです。解かずに流すことによって、1問スキップする分タイムを短縮できますし、ステージが崩壊する時間を有効活用して、2問目以降を解くことができます。また、AGAINが出る(2問目が1問目と同じになる)ので、これもタイム短縮につながります。(1問目を流している間に、2問目をどのように消すかを考えられるので、思考によるタイムロスを減らせる。)

ただし、プレーヤーが動ける範囲が3列以下になってしまった場合、問題をそのまま流すとタイムロスになります。プレーヤーが動ける範囲が3列以下の場合、ステージの崩壊が止まるまで、次の問題が出現しなくなります。次の問題をすぐに出現させるには、フォービドゥンキューブ以外のキューブをいくつか消す必要があります。(消すべき個数は、ステージの横幅マス数×(3-動ける列数)+1 だと思われます。)

 

上記の仕様があるため、なるべくWAVE3でプレーヤーが動ける範囲を4列以上にする必要があります。WAVE1~2でステージを崩壊させすぎないように気をつけましょう。(WAVE1~2で何列ステージを崩壊させていいのかは、「I.Q FINAL 各ステージの構成」の章で紹介した「I.Q FINAL 各ステージの足場&問題の列数まとめ」を参考にしてください。)

RTA用テクニック

RTAで使えるテクニックについて紹介していきます。

①斜め抜け

キューブが斜めに隣接している所がある場合、キューブが転がっている間に斜め方向に動くことで、そのキューブの間を抜けることができます。

ただし、上手く操作できないと、キューブに踏みつぶされてしまうので、個人的には多用するのはよくないと思います。

②キューブ保護

マークしたマスの上に乗っているキューブは消えません。これを利用して、アドバンテージゾーン(緑のマーク)の爆発エリア内にあるキューブを1つだけ消さないようにすることができます。

このテクニックによって、フォービドゥンキューブを余計に消さないようにできたり、PERFECTを回避したりすることができます。

③アドバンテージゾーン持ち越し

アドバンテージゾーンを次の問題で利用することにより、マークの回数を減らすことができ、タイム短縮につながります。

ただし、問題によって、アドバンテージゾーンを活かせないことがあります。また、無理にアドバンテージゾーンを活用しようとすると、フォービドゥンキューブを消しすぎてしまう可能性もあるので、使いどころは見極める必要があります。

④AGAIN召喚

WAVEの最終問題ではない問題のキューブに踏みつぶされると、AGAINの演出が入り、次の問題では、前の問題と同じ問題が出現します(※)。これを利用することにより、次の問題を解く際の思考時間を短縮することができます。

「チャート」の章でも述べた通り、WAVE3では、このテクニックをほぼ必ず使います。(WAVE2の1問目を解かずに流す場合は、WAVE2でも使います。)また、WAVE1~2で、フォービドゥンキューブの数が少なく、素早く多くのキューブを消すことができる問題(WAVEの最終問題ではない)が現れた場合には、このテクニックを利用した方がいいです。キューブを消すのにかかる時間の短縮も狙えます。

※キューブに踏みつぶされながら、キューブを消すと、基本的には次の問題が変わるので、気を付けてください。(同じ問題が出現することもありますが、その条件が何なのか分かっていません。)

2021/1/24、2021/1/25追記

※AGAINはWAVEごとに1回しか出せません。(正確には、AGAINによって同じ問題を出してから、その問題で踏みつぶされても、その次の問題は同じになりません。)

※フォービドゥンキューブ以外のキューブを全て消した状態でキューブに踏みつぶされた(もしくは、踏みつぶされていた)場合、PERFECTを取ったことになり、ステージの列数が1列増えるモーションが入ります。さらに、次の問題が変わるので、気を付けてください。

⑤小刻みに早送り

キューブが止まった時に、□ボタンを少しだけ押して、少しだけ早送りすることで、キューブがまた転がり始めるまでの時間を短縮できます。

⑥フォービドゥンキューブを消して、道を開く

フォービドゥンキューブを消せば、道が開ける場合(キューブに踏みつぶされずに、キューブの奥側に行ける場合)、そのフォービドゥンキューブを消して、タイム短縮につなげることができます。

 

補足:「2個消し」という、マークの解除を1手に2度行って、キューブを2つ消すという技もありますが、Ultra Hardの難易度で行うのは非常に難しいです。(私は使えません。)

2021/9/8追記

Ultra Hardで2個消し出来るようになりました。(成功率は低いです。)ただ、キューブに踏みつぶされる危険性があること、使いどころが難しいことを考えると、2個消しは使わなくていいでしょう。

その他RTAで心がけるべきこと

①キューブの動きが止まる回数を減らすようにキューブを消す

キューブを消すと、一旦キューブの動きが止まります。キューブの動きが止まるのが何回も続くとタイムロスになりますので、キューブの動きが止まる回数をなるべく減らすようにキューブを消しましょう。マークの解除でキューブを消す操作や、アドバンテージゾーンの爆発はなるべくまとめて行うように心がけてください。

②考えすぎない

キューブの消し方を考えるのに時間をかけるのはもったいないです。良いキューブの消し方が分からない場合は、キューブをとにかく消していった方がいいです。